めぐり逢いそしてめぐり会い

西沢が、地域の風景、遊び、近況をお伝えします

3月

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昔から材木は、10月から翌年の3月までに切った日本の木を使用することが基本です。
大切なのは、木が水を吸い上げる前までに切ること。
100年200年も長く家が持っているものは、この期間に木を切ります。
木に芽が出る前、木が少ない水で生きている時期です。
その時に切った材木は、一番良いのです。

そして製材をして家を建てて、4ヶ月くらいそのままにして、木の狂いや割れるだけ割らせておく。
そのため、家を一年かけて仕上げる。
もちろん材木は前もって乾燥されており、またしっかり組まれますので大丈夫なのです。
これが本当の住まいだと思います。

今、材木は人工的に乾燥をさせます。
木に含まれる水分を18%前後とするために、数ヶ月から一、二年ほど乾燥させる自然乾燥に対して、人工乾燥なら急速に、一週間ほどです。
そのため、木のヤニが取り除かれ、本来の木の特性とは少し異なります。
油を抜いてしまうので、木のツヤや風合い、香りが落ちてしまいます。

現在の家造りは、効率やコストのこともあり、3ヶ月~4ヶ月で仕上げるのが主流です。
そして柱などの材木には、節が無く、割れもありません。
それらは、材木の模様を印刷したものだったりします。
建具も表面は印刷の材木。さみしいですね。
今のお客様は、節の無い印刷された材木しか知らないかもしれません。

10年くらいを見ると、歩くことの激しい場所の床は色が変わってきます。
しかし、材木であれば、ペーパーで磨いて塗装をするとまた元に戻ります。
合板フロアやクッションフロアですと修理は難しいです。
全て張り替えなくてはなりません。
材木のほうが俄然、安く済みます。

材木には表と裏があります。
柱には頭と元があります。
柱の頭と元は間違えてはいけません絶対に間違えてはいけません。
昔から、木の生える上下を逆にして柱にすると、家運が悪くなるなどと言われました。
これは縁起の話ですが、私は本来あるべき方向で建てることでこそ、木の強さが発揮されると思います。

ちなみに私たちでは、木曽ヒノキは10月から3月までに切った材木しか使用していません。
土台、間柱、柱です。
また、床材に使うサクラ、ナラは外国産を使っていますが、基本的に全て材木を使っています。
そしてなるべく、6ヶ月の工期で家造りをしています。
日本の木を多く使用し、そして塗り壁が多いため、それらをゆっくりと乾燥させる必要があるからです。

長野県で育った木を使うと、100年200年と家を守ってくれます。
木は生き続けます。400年から500年も。
木は節があります。割れもします。
節があり、割れがあったり、木の表情を楽しんで下さい。それが材木です。
材木を使うと、日々の生活がとても楽しいと思いますよ。

4 人の方が拍手しました。



  1. 上田市のS


    お陰さまで、いい家が出来上がりました。
    ありがとうございました。

    我が家も実際、工期8ヶ月でした。木と一緒にいろいろ
    勉強しながら家ができるのを楽しむことができました。
    これから何年も木の温もりを感じていきたいと思います。
    (支払いの厳しさを感じつつ・・・・・笑)

     今後とも長いお付き合い、よろしくお願いします。

  2. ニシザワ


    S様、どうもありがとうございます。
    まさかコメントを頂けるとは思わなくて、確認が遅くなってしまいました。すみません。

    ご自分の家を造るということは楽しいものですが、苦しみも多くあったことと思います。
    それでも一所懸命、ご家族の語りの場所を造る事ができたこと、私も大変嬉しいです。

    もう建て終わったから関係ないではなく、また一つ一つアドバイスを頂き、前に進んだり後ろに戻ったり、ご一緒に歩んで行かせて頂けるようにしなければいけないと思っております。

    こちらこそ今後とも、よろしくお願い致します。

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