通気断熱WB工法は、内壁と外壁の間に通気層があります。
冬には通気層にとどまる空気が断熱材となり、室内を暖かく保ちますが、夏にはそこに空気を通し、室内の熱や湿気を通気層に逃がします。
そのため、内壁材には透湿性、通気性が求められます。
私たちでは主に、漆喰や珪藻土、木曽サワラなどを使っていますが、クロスを使う場合は一般的なクロスは使えません。
通気性と透湿性に優れた透湿クロスを使います。
そこで私たちでWB工法用に使用している二種類のクロスがありますので、ご紹介いたします。
すっぴんクロス
すっぴんクロスは、綿、麻、レーヨンを使用した織物壁紙です。
本物の布クロスなので、丈夫で破れにくい特徴があります。
透湿度は2000(g/㎡/24h)となっています。
いきいきクロス
いきいきクロスは、自然素材のコットン繊維を使用した紙壁紙です。
衣類などに用いられるさらっとした肌触りが特徴。
撥水加工がなされているので、表面に汚れが付きにくくなっています。
透湿度は4000~5000(g/㎡/24h)です。
二つとも透湿度は違いますが、ともに通気断熱WB工法に適応する透湿性と通気性をクリアしたクロスとなっています。
ちなみに、WB工法でなくてもご希望があればご使用いただけます。
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