シリーズ・大工さんの道具『玄翁』

大工さんの道具シリーズ

大工さんの「プロの道具」をシリーズで紹介していきます。

初回は、「玄翁」

大工さんと言えば釘を打つ、と言うことで釘を打つ時に「玄翁(げんのう)」を使います。

大工さんは、「金槌(かなづち)」とは言いません。

なぜかと言うと、物をたたく道具のことを「槌(つち)」と言って、頭が木でできている物を「木づち」、鉄でできている物を「金づち」と呼ぶのですが、「金槌」には職種や用途により数多く種類があります。

そのなかで、大工さんがノミを叩いたり 石工さんが石を割ったりするのが「玄翁」です。

「玄翁」は「金槌」の代表格で、辞書によると「玄翁」は鉄槌で大きく、頭の両端がとがらない物で、多くの石を割るのに用いられる。玄翁和尚が殺生石を砕いたので名づけた。とあります。

私が持っている玄翁には、虎と龍の彫刻があります。
弟子からプロになった時に手にいれました。

柄は何度もすげ替えましたが、28年以上使っているので虎と龍は消えかけています。

私が釘を打てなくなるまで使い続けるつもりです。

次回は、 「釘打ち機」!!

須藤

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